2013年9月30日月曜日

水替え三昧

 淡水水槽の水替え13L。ついでに、フィルターの活性炭カートリッジを詰め替えた。
 海水水槽の水替えは8L。天然海水ナジーム800+ライブウォーターME-50の残り半分を添加。

 淡水水槽は問題ありません。
 海水水槽は底砂を攪拌したら硫化水素臭かった。通水がないので内部が腐りがち。
 緑藻が少し力を戻してきている。天然海水パワーか。
 サンゴはスターポリプの勢いがすごい。シアノバクテリアに呑まれてしまったところでも、無頓着に全開状態。このままだとひとつの石を完全制圧しそうだ。
 ナガレハナサンゴは好調を維持。
 マメスナギンチャクは相変わらずの開いたり閉じたり。
 つまるところ、先週から動きがないです。

2013年9月28日土曜日

海水水槽の考察(仮)

 ネット上ではナチュラル水槽が全盛で、スキマーは欠かせないアイテムですが、私の水槽にはスキマーはありません。
 ナチュラル水槽は海を模したもので、通称ワラワラといわれているデトリタス食のゴカイやヨコエビ他、ワムシ、ミジンコなどの動物プランクトン、クロレラなどの植物プランクトンなど、自然環境下を極力シミュレーションする方式と理解しています。
 淡水水槽上がりの私は、どうしてもタンパク質>アンモニア>亜硝酸塩>硝酸塩>空気中への脱窒というサイクルがあたまから離れないのですが、タ ンパク質をスキマーで濾し取ってしまい、後段のステップがおおむね不要というのがナチュラル水槽です。完全に硝酸塩が発生しないわけではないので、ライブ ロックをつかって少量ですが硝酸塩を消費して対応もしています。また、最近ではリアクターを使ってリン酸塩も水槽排除してしまいます。リン酸塩は、従来、 吸着するか、鉄に結びつけて沈めるくらいしかありませんでした。
 飼育技術的に興味がわくところですが、いかんせん、コストがかかり、30cmキューブ程度ではスコップですむところにユンボをだすようなもので、大げさにすぎます。

 30cmでもスキマーは使えますし、使っている方報告もネット上で目にします。

 私のシステムは、従来通りの強制ろ過式というもので、すでに廃れつつあるものです。二つのろ過システムが動作していますが、どちらも密閉式で、 開放型のろ過槽をもつオーバーフロー水槽のような処理容量もありません。サンゴやせいぜいエビであればそれでも充分だろうとおもっています。海水魚もとな るとやぶさかではありません。今のところ、数センチ以下の小さいベラ一匹程度であれば影響がないようです。

 ヒラムシ以下、湧いてきたワラワラについては海水魚のベラをつかって退治してしまい、底砂は水替え時にひっくり返すくらい攪拌しています。ナチュラル式と違い、底砂にろ過の機能を求めていないからです。

 ぼんやりと思うのは、ナチュラル式のような海の縮小モデル、生態系の多様性を追求するのではなく、どこまで簡略、シンプル化できるのかという方向です。

 30cm水槽では多様性を受け入れるには物理的に狭すぎます。
 最低限の要素で安定した海水飼育システムができないだろうか、そんな方向に向けて考えています。

海水水槽二ヶ月経過

 7/25からはじめたので、丸二ヶ月が経過した。
 いろいろありました。
 機器をつけちゃはずしもしましたし、想定外のサテライト水槽もくっついてしまいました。
 最初のころは各種緑藻/海草に手こずりました。とろろ状から硬い奴までありました。水道水をつかい水替えをしたら茶ゴケが発生し、いくら掃除し ても数時間で元に戻る繁殖力にお手上げでした。マーブルサロンシュリンプにナガレハナサンゴを喰われたのも痛かった。勢力をそぐのに手こずったシアノバク テリアはまだいます。飼いたくなかった海水魚も1匹導入せざるを得ませんでした。その導入理由となったヒラムシはじめ、ゴカイやクモヒトデヤ、ヨコエビな ど微少な生物の発生もありました。シアノバクテリアの衰退と入れ替わるように、ヒラムシは最近また目につくようになりました。要注意です。

 それでも、ようやく落ち着いたかなとおもいます。

 水替えも2,3日おきから、一週間おきに挑戦出来る程度のコケ他の発生量になりました。
 茶ゴケも、色が薄くなり、白っぽくなって目立ちにくくなっています。
 モエビは順調に脱皮し、2匹とも元気です。
 ベラも餌が足りているかどうかわかりませんが、休み無く元気に水槽内をパトロールしています。

 といっても、油断しないようにしないと、前回のフグ水槽の失敗の二の舞になりかねません。あのときは二ヶ月目くらいに安定したような気がして、そのあと、エロモナスを発症し三ヶ月を待たずに死なせてしまいました。

 これからの一ヶ月、気を引き締めて観察とメンテナンスをつづけ、場合によっては、前回の反省から、回復を待つ姿勢ではなく、今まで通り、積極的に水槽内の状況を変える、攻めの姿勢でやっていきたいと思います。

ベラの食性

 淡水魚でも生息事情に合わせて特化した魚が多いけれど、海水魚の場合、特化していない魚のほうが珍しいように思う。
 ベラことヒメニセイシモチノウオも一見特徴なさげでいながら、なかなか給餌がめんどくさい生き物だ。
 内臓が小さいらしく、海水用のテトラミンフレークを二切れ以上は連続で食べない。
 三枚目はいつも、ガン見はすれど口をつけない。
 間隔をあけると食べるが、また二枚だけ。

 ベラは始終餌をついばむ魚で有り、ちょびちょびと小さい生き物(プランクトン、エビ、カニetc)を食べ続ける食性のようだ。そのため、ドカ食いはできないようで、小さなエビであるマーブルサロンシュリンプより食が細い。奴らはやればやるだけ食べ続ける。

 ベラが、ピンセットでつまんだフレークをおっかなびっくりとりにくる姿はなかなかおもしろい。
 ベラ特有の小ずるそう(偏見)の表情を浮かべて、身をそらせてガン見してからつつきにくるタイミングでピンセットからフレークをリリースしなければならず、その緊張感がたまらない。

 もっと回数多くたべてくれれば楽しめる回数も増えるのだが、そうすると、底砂がうんこだらけになるので、これくらいでちょうどいいのかもしれない。

2013年9月26日木曜日

ナガレハナサンゴ復調


 9/22からしぼんでいたナガレハナサンゴの一枝がようやく復調した。
 昨日アップした日記「ゆらゆら系」に添付した写真と比べてどれがそれか、おわかりになるだろうか?

 今回の「不調」は長かった。
 理由は不明。
 他の枝はどれも調子がよいだけに、ひとりいじけている姿はカワイイというか、なんというか。
 シアノバクテリア対策でマイクロナノバブラーを取り外してから、ナガレハナサンゴの調子は全体的に絶好調から好調くらいに落ちている。LPSは 若干硝酸塩(窒素)があったほうがいい、ゼロだと調子を落とすという話がネットで見るが、多分、このことなのだろう。絶好調のときのほうが異常だったのか もしれない。

 ほどほど元気で維持できればいい。

※写真はホワイトバランス無調整。昨日の写真は調整したもの。多種類のLEDを集めて色作りしているLED照明なので、ホワイトバランス修正をす ると色のばらつきが露呈してしまう。別の話だけれど、交直変換回路が雑なのか、このLED照明、かなりチラつく。指向性の強いLED照明を用いて、底砂に 投影される光の波紋を愉しむのが狙いのひとつなのだが、波紋の周波数が高いと目がおかしくなりそうだ。

 LED照明には今のところ距離を置いている。あかるきゃすべて解決の懐中電灯はとうのむかしにLEDに移行したが、家庭用の電灯となると話は別 だ。海外のようにT5蛍光灯が普及すればそれで充分じゃないかと思うときもある。直流でしか動作しないLEDは、交流ベースの電灯とはもともと相性が悪 い。迂回技術の一つとおもっているけれど、年々よくなっていることと、利益を出しやすいのでそのうち市場ベースでは蛍光灯を駆逐するのだろう。

2013年9月25日水曜日

スターポリプ復活

9月3日

9月25日

 若干角度が変わっているのでわかりにくいが、触手が伸びてポリプの密度が上がっていることがうかがえる。
 一緒に生えてる海草を押さえ込みそうな勢い。
 けど、背景の海藻の伸びの方が目立つ、か。

2013年9月23日月曜日

天然海水+α

 初めて天然海水を使った。5Lの中規模換水。
 使ってから4時間ほど経過した。異常はなく変化もない。

 変わらないのが一番いい。

 シアノバクテリアはすっかり勢力を衰えさせ、一部にぽつんぽつんと残るのみだ。
 一番目立っていた前面からは消え去った。

 ナガレハナサンゴの一枝が昨日から縮んでいる。過去に何度かあったことなので心配はしていない。天然海水を入れた刺激で開くかとおもったが変化はなかった。

 ネットのブログなどを読むと、天然海水をいれるとサンゴの開きが違うという記事を目にする。残念ながら、前述のナガレハナサンゴは使用前、後と 変化は無く、開きの悪いオオイタマメスナギンチャクも相変わらずランダムに開いて閉じてのまま。スターポリプが絶好調なのは換水前からだ。

 水替え前から水槽の調子は悪くなかったということだろうか。

 天然海水には二種類ある。水深10m程度の浅場からとったもの。水深200mより深い、深海からとったもの。
 今回使ったのはナジーム800という深海800mあたりから採取した海水だ。

 深海水は雑菌や生物の卵などが少なく、そして、栄養塩が多い。つまり、コケが繁殖しやすい。かわりに、生物圏が貧相なので、ミネラルなどが豊富 なままだ。浅場は水質が不安定だが、栄養塩は消費されてしまっているので少ない。また、生活雑排水などの影響で汚れている場合がある陸地の沿岸で採取とな るのでフィルターで雑菌を濾して販売されていることが多い。
 深海の海水でも雑菌がゼロということはないので、フィルターを通したほうが安全で確実だ。今回使った海水は、フィルターを通してない。
 シアノバクテリア対策を主眼において購入したので、いろいろ入っているほうがいいと判断した。当然、雑菌による病気や望まない生物が発生するリ スクを伴う。しかし、シアノバクテリアに苦しむ水槽の末路がリセットになることが多いことは日記に書いたとおりなので、どうせなら、リスク覚悟で可能性が 多い海水を選択した。

 シアノバクテリアが退いてしまった今の状態では、ただ、危険なだけな海水だ(笑)。

2013年9月22日日曜日

シアノバクテリア、退く


2013/09/07 11:25
2013/09/22 08:49
一枚目が9/7 11:25の写真、二枚目が9/22 8:49の写真。
 兆しが見えれば、その後の進捗は早い。
 20日に兆しを感じ、二日でここまで退いた。

 窒素過多。

 マイクロナノバブラーがあまりに高性能にすぎて、窒素供給が過剰となり、気中から窒素を固定する特殊能力をもつシアノバクテリアが繁茂したと思われる。

 酸欠気味(<2mg/L)だったため、マイクロナノバブラーを設置したがそれが仇になってしまった。

 溶存酸素量については、もうしばらく値の推移を見なければならない。
 海水の粘度の変化が大きく、さらさらの状態の時だと泡の出方が少なく溶存酸素量が足りているかどうかがまだわからない。

 しかしまいったなぁ。
 「次の次の手」の天然海水に続いて、「次の次の次の手」であるライブウォーターまで届いちゃったよ。

 どっちもナマモノなんだけんど、どうすんべ。

※こうやって2枚の写真を並べると、二週間でナガレハナサンゴの開き具合の違いがよくわかる。時間帯は22日の方が早いが、7日より開いている。

2013年9月20日金曜日

ナガレハナサンゴの子ポリプ

非常にみづらい写真ですが、白丸で囲った部分に小さなポリプが出現しています。
 今日気がつきました。
 長さ2~3mm。直径は0.5mmくらい。髭みたいなものです。

 ちなみにこの写真、信じがたいですがカメラ上では合焦しているんです(笑)。
 いったいどこにコントラスト差、ピントを検出したことやら。
 ブレているのは動きボケだけとは言い切れず、液晶画面上でもボケていて、肉眼視との差が大きい。ちなみに、1/200以上のシャッター速度でも似たようなもの。
 単純な、原理的な理由なんじゃないかと思うのだけれど、なんなんでしょう>カメラに詳しい方。

怪我の功名?

 帰宅したら油膜取りが停止していました。
 ホースにテンションがかかり、その応力で油膜取りの本体がまるごとがかしいでしまい、フロート箇所がガラス面に押しつけられて可動部が動かなくなっていた。

 結果、バブリング無しということで酸欠?状態に陥ったためかどうかわからないが、シアノバクテリアがあまり広がっていない。

 ひょっとして酸欠じゃない窒欠作戦、これは効くかも。

2013年9月18日水曜日

海水水槽メモ

・水替え
9/10以来。8日の間があいたのは初めて。
中規模簿、5Lの換水。
生体の様子は、変える前と変化はない。

・ナガレハナサンゴ
 好調。
 なにかのタイミングで縮んだときに、共肉がやせて、骨格からはげつつあるように見える。被害妄想か?

・オオイタマメスナギンチャク
 不調のまま。
 水替えしても変化なし。
 あらためて見たけれど、ポリプがだいぶ欠けてしまったように思う。
 ポリプと競うように生えていた藻の類いは勢力が衰え、以前はかなりしつこく根付いていたため処理に手間取ったものだけれど、ピンセットで軽く引き抜ける。代わりに、シアノバクテリアが顔を出し始めている。
 開いているポリプと閉じているポリプの比率が7:3から5:5くらいと閉じる方向になってきている。閉じたポリプがしばらくすると岩から欠落していることに気がつく。

・スターポリプ
 きまぐれ。
 開いたり、閉じたり。
 ほんのわずかだけれども徐々に広がっているように見える。
 購入当初は蛍光色素をもたないポリプがあったが、現在はすべて蛍光色素をもっている。
 ナガレハナサンゴ側の勢力が弱っているように見える。ひょっとするとナガレハナサンゴからスイーパー攻撃を受けているのかもしれない。水流から すると反対方向なので、考えにくいが、人間の願望を含んだ考えは、水槽内ではさした意味をもたないが多い。つまり、やるときはやる。それが水槽内の生物の 掟だ。
  
・コケ
 藻は茶ゴケ(珪藻)が残るものの、緑ゴケはほとんどみなくなった。
 海草は生えており、抜くのは大変。
 サンゴの一枝を集中的にメンテナンスしたが、抜くと抜かれた枝が粉々になってしまうほど。

 茶ゴケ(珪藻):まだ発生するも、弱まる方向。
 緑ゴケ:ほとんどみることがなくなり、残っているものも、細くはかなげで、色も灰色っぽくなっている。
 海草:二種類あり、一種類はライブロック、サンゴから生えている。一時期より勢力は衰えたが、それはメンテナンスでぬきとっているから。メンテ ナンスをやめると、もとにもどりそうな勢いは感じられる。もう一種類は、あるライブロックの特定の部位からだけ生えている。薄く広い葉が重なるように生え る。ちぎりやすいが、根元から抜くのは困難。ライブロックの亀裂奥から生えている。
 シアノバクテリア:勢力はそのまま。放っておくと二日ほどで底砂の半分を覆う。
 水流も、酵素も、市販バクテリアも効果なし。
 今朝からエアレーションをとめてみたが、衰える兆しはまだみえない。
 もっとも、油膜取りの内部でかなりバブリングがおきており、未測定だが、O2濃度が下がっていない状況かもしれない。あちらをたてればこちらがたたず。
 いまのところ対策および結果として

 小刻みな水替え:×
 BICOM 78:×
 BICOM 21PD:×
 水流強化:×
 ミネラル添加:×
 酵素添加:×
 エアレーション停止:観察中

 という案配。
 ブログなどをサーチしてヒットした記事を読んでいると打つ手無しという意見が多く、リセットしている事例も多い。

 マメバクテリアがシアノバクテリアを処理するという営業ブログを以前日記に書いたけれど、記事中の夜間というところがポイントなのだろう。シア ノバクテリアは光合成で成長するので夜間はなにもしなくても色が抜けて勢力が衰えたように見える。そして、日中に勢力を回復させ、さらに成長する。
 というわけで、マメバクテリアが処理するかどうかはあのブログ記事だけではわからない。


 ・ヒラムシ
 いつのまにかほとんどいなくなっていた。
 ベラ(ヒメニセモチノウオ)投入の効果だろう。しかし、食べているところをみたことがない。
 ゼロにはなっていないので、油断は禁物。

 ・ベラ
 水槽内のヨコエビなどがいなくなっており、このままだと餓死しそうなので、餌をやりはじめている。
 最初はピンセットをこわがっていたが、今日はピンセットから直接とるまでに慣れた。
 食欲はあるが、内臓が小さいので量をたべることができず、テトラのフレーク片を連続で2枚喰うのがやっと。3枚目はたべることができない。
 本日、モエビを狙っているところを目撃した。危ないなぁ。取り出したいが、ヒラムシがまた勢力を盛り返しかねないので頃合いが難しい。

・グリーン・シュリンプ(フシウデサンゴモエビ)
 順調に脱皮しているようだ。
 収容所のマーブルサロンシュリンプと違って、こちらは愛嬌なしのコケ処理マシーン。生えはじめの緑コケを食べるようで、中長期的に緑コケの発生を抑制するようだ。
 ある程度成長してしまった苔は食べていないように見える。

2013年9月17日火曜日

次の手

 予想通り、好転しない。
 一晩で結果がでるとは思わないけれど、一晩で兆しがでないのはツボを間違えている可能性が高い。

我が家の無換水水槽

「それと、これは藍藻(シアノバクテリア)対策で重要なことですが、暴気をしすぎて窒素を水中に取り込むと、とたんに藍藻が出てくることが判っています。そういう意味ではプロテインスキマーは藍藻発生の原因になるので取り払いました。」

 暴気じゃなくて曝気のことだと思うけど、その可能性はあると考え、

シアノバクテリアのご様子

でも触れたのですが、「とたん」とかかれると…うーん、マイクロナノバブラーをいれたらシアノバクテリアが発生したか?…わからん。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないし。

 バブラーがないとO2の濃度が下がることが痛い。
 ただ、以前と違い、油膜取りがあるため、水面は常に空気に触れているのでバブラーなしでも濃度は改善はされているかもしれない。

 再挑戦してみるかなぁ。
 けど怖いな。
 しくじると、バクテリアが酸欠で大量死してエライことになるど。

2013年9月16日月曜日

根負け

 9/7にシアノバクテリアの再来襲を受けた海水水槽。
 今に至るまで収まる気配をみせない。
 二価鉄の点滴を押さえたが変わらない。
 水替えのしすぎかと思い、水替えの間隔を開けているがこれについても変化が感じられない。

 立ち上げ途中の水槽なので、問題がおきたら即対応が正しいとは限らない。
 安定していないので、さまざまな歪みが異常として露出するのはある程度仕方が無い。
 しかし、放置していたが故、取り返しがつかない状態になってしまったということもありうる。

 サンゴの調子は、ナガレハナサンゴは相変わらず絶好調にいいが、オオイタマメスナギンチャクは不調になり、スターポリプもまた今ひとつになってしまった。

 ひと月ほど静観するという手もあるだろうが、動くことにした。

 1.酵素の投入。バクテリアの活動を支援。これによりシアノバクテリアを相対的に押さえることが目標。
 2.ミネラルの投入。水替え間隔が空いたことによるサンゴのミネラル消費に対応することがひとつ。もうひとつ、バクテリアの活動を支援。<以下略>

 貧栄養下なので、いずれも環境の悪化につながることはないだろう。
 無変化が一番考えられそうだ(涙)。

2013年9月13日金曜日

シアノバクテリアのご様子

 水流攻撃はまったく効果がありませんでした。
 水流の直撃くらう箇所にも繁茂しました。

 富栄養でもないので、打つ手が考えつきません。

 シアノバクテリアとサンゴの調子は条件によっては両立するそうで、その場合、シアノバクテリアが繁茂するということはサンゴにとっても水質がイイという指標になりそうです。
 それを了解して、以下のような心持ちになれば、わびさびの領域であります。

「雑談  花は野にあるように・・・」
http://blog.livedoor.jp/shu1161/archives/65861815.html

 私の水槽で底砂にシアノバクテリアが繁茂するのはリン酸鉄が豊富だからでしょう。
リン酸塩対策として二価鉄を滴下しているので底砂に沈殿しているはずです。光合成細菌の一種に数えられるシアノバクテリアは鉄硫黄型反応を行いま す。リンがあって鉄があれば窒素がなくても自前で空気中から窒素を固定できる能力があるシアノバクテリアにとりごちそう三昧という環境でしょう。なにせ私 の水槽ではマイクロナノバブラーでエアを送っていますので、シアノバクテリアを養殖しているようなものであります。

スレッド「シアノバクテリアの窒素固定について」
http://www.1023world.net/bbs/creature-1249100015

 狩人氏の発言で、「サンゴに口から栄養を与える為には シアノバクテリアが良いようです」という箇所に心当たりがあります。前回、底砂を攪拌し ながら水替えをしたところ、サンゴ達が猛烈に広がって膨張し闊達になったのです。底砂を攪拌したことで、底砂に付着しているシアノバクテリアが水中に舞い 上がり、それがサンゴ達の餌となった、ないし、餌のニオイをサンゴ達に与えたのではないでしょうか。

 見栄えがわるくなければあっても悪くないのですが、いかんせん、ピンク色であり、堆積したところは赤黒くみえるくらいで、観賞用の水槽には困りもの。

 いまのところサンゴを覆うような実害はありませんが、こういうことを書いているうちに悪い方向へいくのは毎度のこと。

 手がなんかないかなぁ。

2013年9月10日火曜日

ドイツ式油膜取り



水面に浮かぶ「油膜」はオーバーフロー水槽なら生じません。
 しかし、それ以外の濾過器をつかった水槽だとどうしても生じてしまいます。
 「油膜」といっても、油による油膜ではなく、大概はバクテリアやバクテリアの死骸、タンパク質など、ろ過が追いつかない汚れが水面に浮かんでいるものを指しているようです。

 これらが浮いていると、水面がふさがれた状態となり、空気中の酸素は溶け込むことができませんし、汚れが処理されないまま酸化されていくらしく、その影響で水面下の水の水質も幾分悪化していくように見えます。
 しかし、目視では泡が浮いて水に粘りがあり、汚れているようにみえても、水質検査薬では異常がみられません。
 でも気にはなります
 シアノバクテリアが底砂に蔓延しているだけにわずかなことでも気になってしまいます。

 そこで、油膜取りとして、疑似オーバーフローということで、たとえば、エーハイムからは

エーハイムスキマー350レビュー

 がでています。十字を切っただけのシンプル構造。
 安価で効果的。しかも下部から水をはき出しているので、底砂に水流が生じてシアノバクテリア対策もできそうです。

 スタイリッシュにいくのであれば、中華製のこれもよさげ。

アクリル製吸水パイプ油膜取り付

 エーハイムの緑色攻撃にうんざりしている向きには飛びつきたくなるのではないでしょうか。こちらはシンプルに横穴から吸い込む方式。このやり方でエーハイム2213純正の吸い込み口にパイプを被せて自作・加工されている方もいます。

 で、わたしが手に入れたのは、高くて、汚れやすく、メンテナンスがしにくいことで有名?なエーハイムの油膜取り。

 なんかですね、これ、Kジェトロを想起させるんですね。
 ドイツっていうと、やっぱ、ボッシュで、Kジェトロ。
 サンクターボについていた機械式インジェクション。

 導入してみたところ、水量1トンからスタートだよねぇという国の製品だけあり、日本の30cmキューブ水槽なんて想定外であり、高さが足りない。

 で、底砂掘って無理矢理取り付けました。どっかでアクリルパイプ切って養生しないと、早晩、底砂に埋まるがな。

 ほんとうは満水時に「腕」が45度の角度にせよ、とのことですが、無理。
 ぎりぎりまで海水を満たせば可能そうだけれど、ちょっとした揺れだけでこぼれそうになるので無理であります。

 しかしなんですな、無理くり取り付けたのでしっぺ返しはあるとおもいますが、いまんとこ満足です。
 水が水面から吸い込まれて流れ込む音もなかなかいい。

 ドイツ人、たかが油膜取りに、こんなご大層なメカを投入するとは、毎度のことながら敵にまわしたくないよなぁ

ナガレハナサンゴ、絶好調

水替え4Lが効いたのか、不気味なほど開いて膨張しております。

2013年9月9日月曜日

メンテナンスメモ

・掃除
1.水槽ガラス面掃除
2.サンゴの草(藻)取り
3.ホース&パイプ清掃
4.パーフェクトフィルター吐出口清掃

・装置取り付け
1.エーハイム 油膜取り設置
2.クーラー~水槽間のホースをダブルタップ化
3.エーハイム フレキシブル吐出口取り付け

・調整
1.水槽~エーハイム2213間のホースの長さを詰める

書き出しただけで、すでに、やる気がなくなってきた…。

2013年9月8日日曜日

打つ手検討中

 シアノバクテリア対策を模索中。

1)目には目を作戦、つまり市販バクテリアを投入。
 当水槽で実績あり。
 結構な量をいれないと効果がない。
 また、根本的な解決法ではないのでしばらくすると再発する。

2)ミネラル投入。
 日海センターのブログにでていた方策。
 前田代表に「あのブログのやり方ってまだ有効?」って聞いたところ「いや、人によって違う。増える人もいる」とのこと。
 ネットでは、Zeovitから出ているコーラルスノーという添加剤がシアノバクテリアに効くという情報もある。こちらのほうが間違いないかもしれないが、大変高価で、かつ、根本的な解決法ではないので(以下略)。

3)水流強化。
 シアノバクテリアは水流が強いと剥れる。物理的に剥離させ、付着を防ぐというこれまた根本的な解決からは程遠いが、東電パワーで停電にならない かぎり押さえつけられる。また、もともとデトリタス(底砂に堆積する有機物の汚れ)を好むナマコや貝類、ゴカイなどを水槽にいれていないため、これらは蓄 積される一方。この場合、物理的な水流で吹き飛ばすしかない。
 といっても淡水と違い、海水は粘りが強く「重い」。
 これは予想以上で、メンテナンスで水槽に手をいれるとねっとりとした絡み付きを覚えるほど。
 使っているエーハイムの2213は決して弱いモーターをもっているフィルターではなく、30cm水槽で淡水であれば俗に言う「洗濯機状態」になるはずだが、海水では意外に水が回ってこない。

 詰めるところはあるので、検討してみるか。

2013年9月7日土曜日

スターポリプその後

今日はそこそこ回復しています。
9月3日時点の状態

 ヒラムシをベラが食べているところを見たことがありません。
 しかし、水槽内で見かける数は激減しました。どこかに隠れているのかも知れません。
 そうだとしても、スターポリプにとりついている数が減ったため、閉じていたポリプが開くようになりました。

 ベラをいれた効果として、カイアシとヨコエビを見かけなくなりました。どちらも水槽内で繁茂しており、ガラス面やサンゴの枝や表面を跋扈していました。

 ヒラムシはまだまだ目につきます。
 今後の水槽内の動向に目が離せません。

シアノバクテリアの逆襲

水槽用照明が点灯する前の光景
 底砂半分を覆うシアノバクテリア。
 薬や生物兵器、バクテリアなどを投与する対症療法ではやっても意味がないのでしばらくはなにもせずに様子見にします。

 サンゴたちは大変元気です。
水槽用照明点灯後の光景

2013年9月4日水曜日

水槽、変化なし

 昨日、ヒメニセモチノウオと同時に購入した海草をサテライトに投入しました。
 それ以外は変化なし。
 相変わらずシアノバクテリアは出ています。サンゴに害はない、どころか、サンゴにイイという意見もネットにあり、

「2010年12月07日 17:51 シアノバクテリア」
http://blog.livedoor.jp/shu1161/archives/65514474.html

 実際に、ウチのナガレハナサンゴは足元にシアノバクテリアの酸素泡満開でありながら大変調子がいいのでしばらく静観しておきます。
 クモヒトデが再登場。以前見たときより三回り以上大きくなっていました。ピンセットで掴みやすいサイズになったら取り出すことにします。
 ヒラムシも相変わらず。いまのところ、メニセモチノウオが食べているようには思えません。

2013年9月3日火曜日

ヒメニセモチノウオ

ヒメニセモチノウオ 約2.5cm

 ヒラムシ処理用に購入しました。
 生物兵器的な扱いは後に禍根を残すのでやりたくないのですが、このままヒラムシが繁茂されると収拾がつかなくなりそうなので致し方なく導入しました。
 帰宅して、調べると、ヒメとつくのにニセモチノウオより大きくなるそうで、当水槽では飼育できなくなりそうです。また、ヒメニセモチノウオがヒラムシを食べるという記事も見かけません。購入は失敗だったかもしれません。

新しい環境を探索中

ベラらしい表情


ヒラムシに寄生されたスターポリプ

ヒラムシに寄生されたスターポリプ
黒丸で囲ったオレンジ色の物体がヒラムシ。囲った以外にもたくさん写っている。
 褐虫藻を内包した光合成タイプとおもわれるので、サンゴに寄生する必要はないようにおもうのだけれど、現実に、スターポリプにとりついている。取りつかれたところのポリプは閉じたままだ。サンゴも不快なのだろう。

 スターポリプだけではなく、ガラス面や底砂の上にもいる。ガラス面に張り付いている生体はコケ落とし用のブラシで一時的だけれど、目につくものは全て潰した

2013年9月1日日曜日

エーハイム 2213 メンテナンス

 二回目のメンテナンス。
 今回の作業は活性炭(ブラックホール)を取り出し、ローワのカーボンと入れ替えを行います。
 前回同様、粗目フィルターパッドには汚れがありませんでした。
 インペラー周りは若干汚れがありますので、次回には清掃する必要がありそうです。

 追加としてバイコムのバフィーボードを丸く加工して入れてみました。果たして効果があるのかどうか。次回のメンテナンス まで観察します。