2013年9月23日月曜日

天然海水+α

 初めて天然海水を使った。5Lの中規模換水。
 使ってから4時間ほど経過した。異常はなく変化もない。

 変わらないのが一番いい。

 シアノバクテリアはすっかり勢力を衰えさせ、一部にぽつんぽつんと残るのみだ。
 一番目立っていた前面からは消え去った。

 ナガレハナサンゴの一枝が昨日から縮んでいる。過去に何度かあったことなので心配はしていない。天然海水を入れた刺激で開くかとおもったが変化はなかった。

 ネットのブログなどを読むと、天然海水をいれるとサンゴの開きが違うという記事を目にする。残念ながら、前述のナガレハナサンゴは使用前、後と 変化は無く、開きの悪いオオイタマメスナギンチャクも相変わらずランダムに開いて閉じてのまま。スターポリプが絶好調なのは換水前からだ。

 水替え前から水槽の調子は悪くなかったということだろうか。

 天然海水には二種類ある。水深10m程度の浅場からとったもの。水深200mより深い、深海からとったもの。
 今回使ったのはナジーム800という深海800mあたりから採取した海水だ。

 深海水は雑菌や生物の卵などが少なく、そして、栄養塩が多い。つまり、コケが繁殖しやすい。かわりに、生物圏が貧相なので、ミネラルなどが豊富 なままだ。浅場は水質が不安定だが、栄養塩は消費されてしまっているので少ない。また、生活雑排水などの影響で汚れている場合がある陸地の沿岸で採取とな るのでフィルターで雑菌を濾して販売されていることが多い。
 深海の海水でも雑菌がゼロということはないので、フィルターを通したほうが安全で確実だ。今回使った海水は、フィルターを通してない。
 シアノバクテリア対策を主眼において購入したので、いろいろ入っているほうがいいと判断した。当然、雑菌による病気や望まない生物が発生するリ スクを伴う。しかし、シアノバクテリアに苦しむ水槽の末路がリセットになることが多いことは日記に書いたとおりなので、どうせなら、リスク覚悟で可能性が 多い海水を選択した。

 シアノバクテリアが退いてしまった今の状態では、ただ、危険なだけな海水だ(笑)。

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