2013年9月10日火曜日
ドイツ式油膜取り
水面に浮かぶ「油膜」はオーバーフロー水槽なら生じません。
しかし、それ以外の濾過器をつかった水槽だとどうしても生じてしまいます。
「油膜」といっても、油による油膜ではなく、大概はバクテリアやバクテリアの死骸、タンパク質など、ろ過が追いつかない汚れが水面に浮かんでいるものを指しているようです。
これらが浮いていると、水面がふさがれた状態となり、空気中の酸素は溶け込むことができませんし、汚れが処理されないまま酸化されていくらしく、その影響で水面下の水の水質も幾分悪化していくように見えます。
しかし、目視では泡が浮いて水に粘りがあり、汚れているようにみえても、水質検査薬では異常がみられません。
でも気にはなります
シアノバクテリアが底砂に蔓延しているだけにわずかなことでも気になってしまいます。
そこで、油膜取りとして、疑似オーバーフローということで、たとえば、エーハイムからは
「エーハイムスキマー350レビュー」
がでています。十字を切っただけのシンプル構造。
安価で効果的。しかも下部から水をはき出しているので、底砂に水流が生じてシアノバクテリア対策もできそうです。
スタイリッシュにいくのであれば、中華製のこれもよさげ。
「アクリル製吸水パイプ油膜取り付」
エーハイムの緑色攻撃にうんざりしている向きには飛びつきたくなるのではないでしょうか。こちらはシンプルに横穴から吸い込む方式。このやり方でエーハイム2213純正の吸い込み口にパイプを被せて自作・加工されている方もいます。
で、わたしが手に入れたのは、高くて、汚れやすく、メンテナンスがしにくいことで有名?なエーハイムの油膜取り。
なんかですね、これ、Kジェトロを想起させるんですね。
ドイツっていうと、やっぱ、ボッシュで、Kジェトロ。
サンクターボについていた機械式インジェクション。
導入してみたところ、水量1トンからスタートだよねぇという国の製品だけあり、日本の30cmキューブ水槽なんて想定外であり、高さが足りない。
で、底砂掘って無理矢理取り付けました。どっかでアクリルパイプ切って養生しないと、早晩、底砂に埋まるがな。
ほんとうは満水時に「腕」が45度の角度にせよ、とのことですが、無理。
ぎりぎりまで海水を満たせば可能そうだけれど、ちょっとした揺れだけでこぼれそうになるので無理であります。
しかしなんですな、無理くり取り付けたのでしっぺ返しはあるとおもいますが、いまんとこ満足です。
水が水面から吸い込まれて流れ込む音もなかなかいい。
ドイツ人、たかが油膜取りに、こんなご大層なメカを投入するとは、毎度のことながら敵にまわしたくないよなぁ
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