淡水魚でも生息事情に合わせて特化した魚が多いけれど、海水魚の場合、特化していない魚のほうが珍しいように思う。
ベラことヒメニセイシモチノウオも一見特徴なさげでいながら、なかなか給餌がめんどくさい生き物だ。
内臓が小さいらしく、海水用のテトラミンフレークを二切れ以上は連続で食べない。
三枚目はいつも、ガン見はすれど口をつけない。
間隔をあけると食べるが、また二枚だけ。
ベラは始終餌をついばむ魚で有り、ちょびちょびと小さい生き物(プランクトン、エビ、カニetc)を食べ続ける食性のようだ。そのため、ドカ食いはできないようで、小さなエビであるマーブルサロンシュリンプより食が細い。奴らはやればやるだけ食べ続ける。
ベラが、ピンセットでつまんだフレークをおっかなびっくりとりにくる姿はなかなかおもしろい。
ベラ特有の小ずるそう(偏見)の表情を浮かべて、身をそらせてガン見してからつつきにくるタイミングでピンセットからフレークをリリースしなければならず、その緊張感がたまらない。
もっと回数多くたべてくれれば楽しめる回数も増えるのだが、そうすると、底砂がうんこだらけになるので、これくらいでちょうどいいのかもしれない。
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